☆低体温ってどういうもの??

これからの季節、冷房ガンガンのオフィスやお店に、仕事や滞在を余儀なくされる方々も多いはず。

暖かい気候に向かう中、サッと体温について。

一般的に、36度未満の体温のことを「低体温」と呼んでいます。

日本人の平均体温は36.89度といわれていますが、最近は平熱が35度位という方も増えています。

私達の身体は36.537度が最も健康的で理想的といわれていて、「体温が1下がると代謝は約12%、免疫力は約30%近く低下」し、体調を崩しやすくなると考えられています。

 

『体温とは』
体の温度のことを意味していて「核心温度」と「外殻温度」に分けられます。また体の中心に近づくほど高くて安定しています。

核心温度
視床下部にある体温調節中枢により、大切な臓器の働きを保つために安定していて外気温に影響されにくい。

外殻温度
末梢や体表面の温度は季節や環境の影響を受けやすく、安定していません。
平熱は年齢による差、個人差、日内変動があるので自分の日常の平熱を把握することが大事。平熱を把握することで、体の健康や病気のサインに気づくことができます。

 

☆低体温の症状とは?

体の内部が全体的に冷えるため、「自覚しにくい」のが特徴。
手足が冷えやすい、常に指先が冷たいといった冷え性の症状や、血行不良によるむくみや腰痛、便秘、生理痛や生理不順などを呼び込んでしまいます。
また、免疫力低下により「風邪」をひきやすくなったり新陳代謝低下による「肌のくすみ」最悪なのは「がん細胞が喜んで増える」のです・・。

 

なにが原因?

ほとんどは「生活習慣」と考えられます。

無理なダイエット、食生活の乱れ
身体を冷やす食物、甘い食べ物の取り過ぎ、過度な冷房完備の生活
運動不足による筋肉量低下
睡眠不足
自律神経の乱れ
薄着や便秘
シャワーのみの入浴
窮屈な下着の着用等

上記は「事象」なので、なぜ「生活習慣が乱れたのか?」に焦点を当てなくてはなりません。
なぜに睡眠不足に、なぜに窮屈な下着の着用を?なぜに甘い物が恋しい・・・。

そう、心のポジションも深く関係してきます。なのでとりあえず次に!

どうしたら予防可能?解消法は?

 

冷えを解消し、からだを温める活動=「温活」を始めてみよう!

体温を1度上げると、免疫力は一時的に56倍アップ

・適度な運動をしよう
・シャワーではなく、湯舟に浸かろう
・心地よい程度のストレッチをしよう
・睡眠をきちんと取りましょう
・甘いものや冷たいもの過摂取は止めよう(特に糖分は万病の元!!
・インスタント食品・嗜好品は少なめに(ビタミン・ミネラルを分解排出してしまう!!)
・喫煙はなるべく控えましょうか・・・(禁煙が一番は知ってる)

 

で、何を食べたらOK??

根菜や旬の野菜、香味野菜を摂取しましょう。そして下記のミネラル・ビタミンを摂取。

「ブドウ糖をエネルギーや熱に変化」させるには、ミネラルやビタミンが必要。

-積極的に取りたい栄養素-

亜鉛・・・新陳代謝を促進
 牡蠣、うなぎ蒲焼き、いわし煮干し・・・
・・・体温を維持する
 豚・鶏レバー、ひじき、納豆、ほうれん草・・・
マグネシウム・・・酵素の生成を促す
 わかめ、なまこ、しらす干し・・・
ビタミンB1・・・糖質を燃焼する
 豚肉、うなぎ、きなこ、たらこ・・・
ビタミンB2・・・エネルギー生産補助
 レバー、魚介類、納豆、ほうれん草、卵等々・・。

 

核心温度を高めに保って、肉体のベースを恒常性の真ん中にしておこう!