フロア(床)の制振と静音化

純正は薄いカーペットと少しの吸音材・発泡スチロールが部分的に敷いてあるだけで、軽量化とコストカットの産物です。

 

①  フロアの前に、後席下部鉄板の制振作業に。

 

シート取付ネジを14番のボックスレンチで外します。その後、シート下部にある固定フック(2ヶ所)の部分付近を持って一気に垂直に引っ張って外します。

 

指やドライバーの柄などで叩いて「カーンと響く」部分に制振ゴムを貼っていきます。

 

 

貼り付けた制振ゴム面の保護のためにアルミテープを上から貼り付けます。

更に吸音マットを貼り付けます。

 

 

スペアタイヤ格納部分にもマットを貼った部分が映った画像ですが、防振ゴム施工後にマットも貼りました。

 

②続いてフロア(床)の静音化を始めます。

 

・左右の座席を取り外します。運転席下部にはシートベルト未装着警報用のコネクタ配線が有るので外します。助手席はネジを外すだけです。

・フロント側左右の足元カバー、左右Bピラーカバー、コンソールボックス、フロアコンソール、左右シートベルト固定ネジを外します。

 

 

施工途中の画像がこれしか有りませんでした。

 

白い発泡スチロールと左右タイヤハウスフェルトが純正装備品で、その下に黒い防振ゴムを貼っています。

 

その上に天井断熱で余ったブロックマットを重ね、フラットなフロアに調整しました。

 

左右シート下や後部フロアにも防振ゴムを貼り詰めて後部フロアには余ったブロックマットを重ね、フラットなフロアに調整。

 

その後、梁の内部に発泡ポリエチレンを詰め込んでアルミテープで密閉し、Bピラーのシートベルト巻取り部分にも大きな空洞が有るのでそこの上部には発泡ポリエチレン、下部にはスポンジを詰め込みました。

 

それと助手席の足元奥(グローブボックス下部)に大きな空洞が有るので、ブロックマットをブチルゴムで貼り合わせたものを投入。

 

 

最後に静音シートを運転席側前後フロア分と助手席側前後フロア分の幅カットし、フロア形状に合わせて形を整えて敷き詰めます。その後純正マットを敷き直した後、外した部品を元に戻せば完了です。

 

 

次回は本丸の発泡ウレタン充填施工を致します!